地下一階、天井が低い。パイプ椅子が十二脚あって、それで満席になる。

その日は十三人来た。最後の一人は階段に座って、扉を開けたまま聴いていた。誰も注意しなかった。

演奏者もそれを見ていたはずだが、何も言わなかった。